【海外事例】 45~54歳の女性の心をつかんだオンライン・トリビアゲーム

広告事例, 09/05/20

ユニリーバ「Now You Know Betterキャンペーン」

45~54歳の女性に
対話形式でどうアプローチするか

ユニリーバ「Now You Know Betterキャンペーン」WEBサイト画面。

 ユニリーバでは、同社のマーガリン「I Can’t Believe It’s Not Butter」について、ターゲットとなる45~54歳の女性に、バターと比較した際のおいしさや健康面での効果を楽しく、対話形式で訴求できないか?という課題を抱えていた。

 その結果、オンラインを活用した展開を模索する中で、アクセス数を増加させようと、MSNゲームとコラボレーションし、100万ドルの賞金付きオンライン・トリビアゲームを開発。人気俳優ジョン・オハーリーのキャラクターがゲームの司会進行役となり、MSNゲーム、ライフスタイル、ヘルス&フィットネス、Windows Live Hotmailなど複数のMSNサイトでキャンペーンを展開した。

回数、頻度、接触時間…
いずれにおいても予想を上回る結果に

 3カ月にわたって行われたこのキャンペーン「Now You Know Better」は期間中、MSNゲームの中で最も人気の高いゲームとなった。ゲームプレイ回数は合計で140万回、ユニークプレーヤー数は120万人に上り、ニューヨークタイムズ紙の一日の発行部数・110万部(出典:ニューヨークタイムズ紙・メディアキット)を上回る数の人々に配信された。また総プレイ時間は820万分と、企業スポンサーゲームとしては驚異的な数字を達成している。

 さらに、ゲームを体験した人の70%が10分以上ゲームを楽しんでいたほか、66%がゲームに複数回アクセスし、37%が4回以上プレイするなど、長時間キャンペーンに接触。当初、「成熟世代の女性層はオンラインゲームに抵抗があるのではないか?」という疑念がユニリーバ側にはあったというが、それらを払拭する結果を得た。

事後調査で認知度、商品理解の向上を確認

 キャンペーン実施後に行った調査では、バターと比較した健康効果やおいしさの認知度が向上。今回のゲームにより、「I Can’t Believe It’s Not Butter」が、ターゲット購買層である45~54歳の女性に選ばれる「今日の現代女性の賢い選択」という商品地位を築くことができたと同社では捉えている。

 さらにキャンペーンにより、同ブランドは「バターより健康的である」というイメージがより浸透し(21.4%増)、「バターのようなおいしさ」という回答も11%増え、「おいしさと健康のバランスが良い」という回答も21.4%増加した。

 こうした商品ブランドに合わせたカスタムメードのゲームは、消費者が楽しく参加できると同時に、広告主にとっても認知度や購買意思を向上するための良い機会となる。競争の厳しいセグメントで戦うブランドの場合、消費者を引き付ける強力なコンテンツを軸にしたこのような展開は、他ブランドとの差異化につながる有益な戦略といえるだろう。

2009年5月号ニュースレター
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