【海外事例】Windows Liveメッセンジャー用ゲーム展開でターゲットの興味を喚起

広告事例, 09/02/13

ユニリーバ「Wheel of Temptation」

従来のバナーやポップアップではなく
新たな施策でターゲットの心をつかむ

ユニリーバがWindows Liveメッセンジャーで展開したゲーム「Wheel of Temptation」。

 ユニリーバは、80カ国以上で販売しているフレグランスボディスプレーを中心とした男性化粧品「Axe」のスウェーデンにおけるプロモーションにあたり、Windows Liveメッセンジャー用のゲームを制作した。オンラインに多くの時間を費やす若年層に向けた施策だ。

 同商品は14歳~24歳の男性をメインターゲットとしており、彼らが一日の中で最も接触しているメディアがインターネットであることから、そこで接点を持てないかとの検討がなされていた。従来のバナー広告やポップアップでは、彼らにとっては「煩わしい」と思われる懸念がある。新たな施策を模索する中で、行きついたのがWindows Liveメッセンジャーの横にゲームを表示するというアイデアだった。興味を喚起するとともに、口コミで広がることを狙った施策だ。

 「Wheel of Temptation」と名づけられたゲームは、メッセンジャー上でチャット友だちを誘い、Axeボトルを回すと質問が出され、それに回答していくというもの。女性にモテたい」という男性の気持ちに対して、「AXEで男性を魅力的にする」ことをコンセプトに持つ商品であることから、質問内容は主に恋愛に関するもの。どんな質問が出てくるか分からず、またチャット友達に回答した内容も知られてしまうため、緊張感が生まれる。ゲームを通じ、まるで恋をしているときのようなドキドキ感を味わってもらおうという趣向だ。

 結果、41万2000人のユーザーがゲームを体験し、ゲーム実施数は合計で90万回にもおよんだ。ひとりあたりの利用時間は約6分で、利用者の98%がメッセンジャーのメニュー上、または友だちからの紹介でゲームについて知ったことが分かった。また、利用者に占めるメインターゲット数は15.6%となり、ゲームを展開した2008年6月~10月の売上げは展開前に比べて11%増加したという。

 同社 デザイン・アカウントディレクターのアンナ・グルストランド氏は、今回の展開について「こんなに良い結果が出るとは思っていませんでした。この方法でキャンペーンが成功したので、必ずしもターゲットをキャンペーンサイトに誘導しなくてもいいということが分かりました。ゲームを強要するわけでもなく、ユーザーが自らゲームを楽しみ、友だちに広がっていったことは、とても意味のある結果だと感じています」と話している。

2009年2月号ニュースレター
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