【国内事例】パソナキャリア「転職最前線」

広告事例, 08/12/16

常設のコンテンツ展開で ターゲットユーザーの信頼を獲得

自社サイト外での常設展開が
ターゲットとの接点を増やした

パソナキャリア
人材紹介事業部門
募集企画グループ
福井航氏

 MSN産経ニュース内の中ほどに位置する、企画特集欄。ここに、パソナキャリアが展開するコンテンツ「転職最前線」がある。有名一流企業の人事担当者へのインタビューをはじめ、企業名・実名入りの転職成功者へのインタビュー、転職診断Q&A、「職務履歴書」の書き方まで、最新の転職情報を豊富に盛り込み、実用的ながら気軽に読める内容。各ページの下部にはパソナキャリア登録ページへのリンクが貼られ、誘導する仕掛けとなっている。

 同社では、ウェブをメインに広告を展開している。これまではバナー広告が中心で、常設で深く情報を読ませる形式の展開は今回が初の試みだ。展開実施の背景について、同社人材紹介事業部門募集企画グループの福井航氏は、「人材紹介サービス業界を見渡してみると、雑誌など自社媒体を持っている企業が多く、転職志望者の集客力も高い。当社にもウェブサイトはありますが、知名度の点ではまだまだ及びません。そのため、どこか強い媒体と組んで、当社の出張サイトのような形で常設展開できないか、そこから登録への誘導が図れないかと考えていました」と語る。

 どの媒体とパートナーシップを組むか検討する中で、メインターゲットの30歳前後の男性が、MSNのユーザー層と重なること、これまでの広告出稿の反響といった実績から、MSN産経ニュースをパートナーに選んだ。また福井氏は、「MSN産経ニュースのトップページから1クリックでコンテンツに飛ぶため、特に転職を考えていない人でも、記事に興味を持ってもらえれば誘導できる。潜在層への、転職のきっかけづくりもできると期待しました」と話す。

3つの層を意識した
コンテンツ作りの工夫

転職エージェントのサービスの説明や、キャリアアドバイザーを記事内に登場させることで、顔の見える「パソナキャリア」を目指した。

 コンテンツの内容は、「いますぐ転職したい人」「これから転職したいと考えている人」「転職までは考えていないが今の仕事に不満を感じている人」の3つの層を意識して作られている。

 たとえば、いますぐ転職したい人に対しては、同社のキャリアアドバイザーが最新の求人動向を業界別に紹介する「最新求人情報」。これから転職を考えたいという人には、人事担当者が求める人材像を語る「企業インタビュー」や成功体験を紹介する「転職者インタビュー」などがある。転職までは考えていないという潜在層に対しては、「三十路メンズの『年収&キャリア』座談会」や、MSN担当者が実際にカウンセリングを受け、第三者的な視点からどう感じたかというレポートなど、読み物としても楽しめる企画を用意している。

 「人材紹介サービスがどのようなものか、その理解が広く社会全般に浸透しているとは言い難い。そこで、まずは人材紹介サービスそのものに興味を持った人たちの、疑問に応えられるコンテンツ作りを心掛けています。その上で、キャリアアドバイザーも多く登場させ、パソナキャリアとはどんな企業で、どんな知見やサービスを持っているのかを紹介。転職というのは、人生の一大事です。少しでも不安に思うことがあれば解消するなど、透明度の高さを追求しています」。

 MSN産経ニュース内での企画展開後、同社のウェブサイトへのアクセス数もUP。また、登録者増につながっているだけでなく、クライアント企業との関係も深まるなど、効果は多方面に及んでいる。

 「登録者の方からは、カウンセラーの顔が見える記事を読んで安心したなどの声を、また企業の方からは『MSN内にコンテンツを持っている』ということで、評価をいただいています。ユーザー目線のコンテンツ制作や、妥協をしない編集姿勢にも非常に満足しています」。

 今後の展開について、この企画自体の認知をより向上させること、また、ウェブならではのスピードを活かした、企業からの「急募」への迅速な対応を挙げる同社。さらに「人材紹介サービスを利用したすべての方が望み通りの転職ができるわけではありませんが、それでもより良い転職の後押しができるようなコンテンツで、キャリアアップを目指される方たちをサポートしていきたいですね。また、企業の担当者や転職成功者を招いてのセミナーなど、リアルな展開から口コミにつながるものも展開できたらと考えています」と、展望を語った。

MSN産経ニュース内に常設されている、企画特集「転職最前線」。有名一流企業人事担当者や転職成功者へのインタビュー、転職診断Q&A、「職務履歴書」の書き方まで、最新の転職情報を紹介している。「三十路メンズの『年収&キャリア』座談会」や、カウンセリングレポートなど、読み物コンテンツも用意。バックナンバーはアーカイブとして閲覧できるようになっており、ユーザーはMSN産経ニュース内で、いつでもパソナキャリアに関する情報に触れることができる。

2008年12月号ニュースレター 
>インタビュー  >国内事例1  >国内事例2  >4つの取組  >データから見る  >コラム