【海外事例】 MSNホームページに「小さな愛を」 人気ゲームを使ったコカ・コーラのリッチメディア広告展開

広告事例, 09/04/20

コカ・コーラ「gives a little love」

アクションゲームをベースに
広告キャンペーンを展開

 

コカ・コーラ「gives a little love (小さな愛を)」広告展開。主人公・レイがコカ・コーラを飲むと、楽しいことが好きな真面目な市民に変身するというストーリーになっていた。

コカ・コーラは2007年のスーパーボウルXLIのハーフタイムで、人気ゲーム「グランド・セフト・オート(GTA)」をベースにした広告「gives a little love (小さな愛を)」を展開し、大ヒットとなった。GTAは、アメリカの架空都市を舞台にしたアクションゲーム。広告は、主人公・レイがコカ・コーラを飲むと、楽しいことが好きな真面目な市民に変身するというストーリー展開で、アクションシーンの激しさから論議を呼んでいたGTAへのイメージをも一転した。イギリスではマイクロソフト アドバタイジングが、魅力あるゲームを爽快なホームページのテイクオーバー(HPTO)に統合し、本キャンペーンをさらに一歩前進させた。

ユニークな内容とクリエイティブ

このHPTOでは、ゲームのユニークさが重要なポイントとなった。広告スペースからゲームに直接アクセスすることができ、プレーヤーは30秒間に、できるだけ多くの歩行者にコカ・コーラをあげることで、「gives a little love(小さな愛を)」することに挑戦。MSNホームページの両側には道路が走り、利用者はページ全体に展開されるスリルあるゲームを楽しみながら、コカ・コーラ1本ごとに得点を獲得。ストリートシーンでは、レイの自動車が画面全体を走り抜けたり、面白いテレビCMがHPTOに組み込まれるなどの工夫も施された。

数値にも表れたブランディング、口コミへの効果

この広告キャンペーン後に行った調査では、HPTOへの露出により、オンライン広告への認知度が11.2%、またメッセージ連想も7.9%と大幅に上昇。他の炭酸飲料のキャンペーンと比較すると、ブランド認知支援、メッセージ連想、購入意思のいずれの点でも平均を上回る結果となった。

また10~30代のターゲット視聴者の間では、HPTOへの露出により、オンライン広告への認知度が21.3%上昇、またメッセージ連想は10.9%上昇。ゲームコンソールを所有する16~34歳では、広告認知度が29.3%上昇し、メッセージ連想は16.3%上昇した。さらにコカ・コーラは「自分のブランドである」との意識が20.2%上昇した。

ブランディング効果はさらに強力であり、「この広告をコカ・コーラの広告と覚えるだろう」と答えた回答者がテスト前は22%であったのに対して、実施後は60%にまで上昇した。

その他、口コミにおいても効果があらわれている。ターゲット視聴者の33%が「友人・知人にリンクを送信する」と答えており、また46%が「広告を友人に教える」
と回答。コカ・コーラを担当するVizeum デジタルアカウントディレクターのキャサリン・メイザン氏は「MSNホームページのテイクオーバーは、テレビ用広告コンテンツを新しくエキサイティングな方法でWEB上で甦えらせてくれました。また、MSNの創造性と柔軟性に非常に感心しました」と、展開の感想を話している。

2009年4月号ニュースレター
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